NOVAウサギで有名な語学学校が会社更生法を申請倒産

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000951-san-soci


猿橋氏のアディアは素晴らしいものがあった。でもそれは先走り過ぎたと思う。

駅前留学という発想も素晴らしかったが、エンジニアである私が注目したのはテレビ電話方式の英会話教室だった。

これは、当時としては斬新でだれも簡単にインターネットで先生と会話ができるシステムだった。今でいうところのSkypeと一緒で、パソコンが不要。簡単に言うのは難しいがテレビカメラ、マイクを付けて、パソコン不要でテレビ電話ができるシステムと言えばいいでしょうか?

いかんせん装置が高かった。では、パソコンを使えばいいんじゃんと思うでしょうが、パソコンでの設定が素人さんではとても難しい。このことからしてもSF小説を愛読していた猿橋氏なら当たり前の発想でしかないが、まだ普及していない時にやったので、開発費がかなりかさんでいたと思う。いまならまだ安く開発できる。でもできたのは5年くらい前だから、認知度が低い商品は、知ってもらうようにお客さんに何度も何度も広告を打たないと理解してもられない。

マーケッティングでは、市場を先取りできるというが、逆に市場がないところへ参入すると、市場を作っていかなくてはならない。どんなに売れるとわかっていても、そのためにベンチャー企業は製品が売れる前にお客さんに認知してもらう前に倒産してしまう。

今回のNOVAはそれだけではなく、授業の質が落ちていることに気がつかなかった事がとても悔やまれる。会社の経営は下りのエスカレータを走って登るようなものだからだ。立ち止まると下へ行ってしまう。

足元をしっかり目を開けてみるという事が重要で、かつワンマン経営は危ないという事だね。

bentley55 at 02:52│clip!時事ニュース | 教育・学習